旅をする高木 – No travel, No life —

自力で行ったクチトンネルはベトナムの本気の象徴

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こんにちは。TAKAです。

今回長編です!お願いします。

 

 

ベトナム、ホーチミンは雨知らずです。

2月8日は、ここホーチミンから北西に70kmのクチトンネルという場所に行ってきました。

そもそも、個人では行きにくい場所で、普通はツアー会社に申し込み、ツアーで行くのですが

僕らは自力で行ってみよう!

という事で、自力で行ってみました!

(ちなみにツアーに参加すると平均1人4ドル=80000ドン程度の値段です)

 

さて、まずは

クチトンネルとは・・・


ベトナム戦争中の南ベトナム解放戦線の基地です。

米軍を苦しめたゲリラ戦の基地となったトンネルで、

約20年もの歳月をかけて掘られた全長約250キロの巨大トンネルネットワークです。

なぜ、こんなに巨大なのか?

実際にたくさんの人が内部に住んでいたからです。

そして、この中には、住居、キッチン、トイレはもちろんのこと、

作戦会議室、病院など生活に関するもの全てがあり、また

米軍が攻め込んできた時のトラップ(落とし穴)が無数に存在します。

そして、トンネルから米軍を攻撃したのです。手作りの武器で。

まさに米軍は見えない敵と戦っており、この根気強いベトナム人の努力でベトナム戦争に勝利したと言われております。


 

ということで、

寝坊した僕らは、朝11時にホテル出発w

まずは、朝食、昼食兼用にバインミーを買う。

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これ、サークルKの店先にあったバインミー屋さん。

サークルKの店員が作ってくれました。

かなりのヤミーで15000ドン(約90円)

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そして、さらにファミリーマートで、1個約10000ドン(約60円)のおにぎりを4つ買って、

バスターミナルへ。

 

バスターミナルは、僕らが泊まっていたファングーラオ通りを西にずっと歩いていきます。DSC07431

 

そして、9月23日公園がここまで!と思ったらすぐ隣にバスターミナルが見えてきます。

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ここから、色んな方面へバスが出てるんですねー。

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僕らが、向かうクチトンネルへは、まず

13番のバスでクチバスターミナルまで向かいます。

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出発前のバス内。

クーラーも効いててこれから、全然大丈夫な乗り心地でした。

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チケットは、7000ドン(約42円)

ここから、クチバスターミナルまでは約1時間30分の旅です。

1時間30分で42円です(笑)

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今日買ったバインミー。

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出発、10分でおいしくいただきました。

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途中、前の席のお嬢さんがはにかみ屋でかわいかったー

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1時間30分後、クチバスターミナル到着。

ここも広いバス停。

ベトナムは結構、バスが発達していると思います。

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そして、ここからは79番のバスでクチトンネルへ向かいます。

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料金は、一人6000ドン(約36円)

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クチトンネルのツアーに参加すると、

一人80000ドン(約480円)なんですが、

僕らは、往復で一人26000ドン(約156円)で行けちゃった計算になりますw

 

途中、水曜どうでしょうで見たような景色が広がります。

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79番バスに乗ってから45分。クチトンネル到着!

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待ち時間混みで、片道約2時間30分でした!

 

そして、ここから少しだけ歩きます。

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クチトンネルのゲートが見えました。

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到着。

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ここ、敷地が巨大です。

トンネル以外に何があるの?って思ってたら、

ホテル、プールやらあるみたいです。

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チケット売り場

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70000ドンと20000ドンのチケットで計90000ドン(約540円)

ここも高騰の息が!

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そして、チケット売り場から少し歩くと、右手になにやら建物が見えてきました。

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お寺っぽいです。中に入ってみました。

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ホーチミン様が奉られていました。

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反映を願う、鶴。

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お寺内部にはホーチミン様が奉られていましたが、外周にはタイル画がありました。

これ、ベトナムの歴史を描写してありました。

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ここに、この壁画がある意味。

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僕は、ここにベトナム人の誇りを感じました。

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色んな事、関係ないです。

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言葉違うかもしれません。

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習慣違うかもしれません。

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だけど、共通な物ってたくさんありますよね。

全世界で。それ、大事にしたいですね。

 

お寺を後にし、また少し歩きます。

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そのゴーカート使っているのか!って突っ込みいれたくなりました。

 

途中、雑木林が日の光を和らげてくれます。

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まさに、ここの地下にゲリラの基地があったのか?

って思わせる対照的な景色でした。

 

!?

突然の米軍ミサイルが!!

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と思ったら、すぐ隣に看板が!

やっとトンネル入口にたどり着けました。

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チケットチェックを受け、

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先ほどと全く変わらない雑木林を、ガイドの方と進んで行きます。

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まず、始めに当時の衣装を着たモデルが。

ベトナム軍の服はこういったものだったそうです。

左のモデルの方は女性に見えますが、そうなんです、女性も当時は有力な戦士だったのです。

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そして、次は約15分のビデオです。

なぜ、クチトンネルが存在するのは?

クチトンネルはどのように活かされて、戦争を戦っていたのか?

と言った内容になってました。

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そして、これが、クチトンネル全景の図です。

250kmのトンネルがだいたい30km四方の全方向に伸びています。

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次は、実際のトンネルを体験できます。

まずは、空気穴。

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トンネル地下から細い穴を通して、いくつもの空気穴も作られ、それがこのように見受けられます。

 

これは、攻撃口。

東西南北にこのサイズの穴が開いており、ここから監視、攻撃ができたのです。

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これは、空気穴よりも大きなつくりになってました。

 

そして、ここ。

こんな何にも無いところに。

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トンネルへの隠し入口

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とても、小さいです。

僕がギリギリ通れるくらい。

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これ、わざとなんです。

 

ベトナム人は米兵に比べると小柄だったんです。

で、その小柄の利を活かせて、なかなか米兵が入り込めれないサイズにしたのです。

 

この内部。非常に怖かったです。

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そして、とても狭く、腰を屈めても背中が当たるくらいの狭さでした。

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次は、地の利を活かしたトラップ。

この芝生。

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中には、竹で作られた罠になってます。

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こういった、ゲリラ作戦の武器のほとんどは、手作業で作られ

その作成は女性がメインでした。

だから、女性も立派な戦士だったんです。

 

そして、次は生活に使われたトンネルに潜入。

入口はこんな感じ。

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もちろん、当時は目立たない作りでした。

 

この穴のサイズ。

 

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アヤコさんで、これです。

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僕は、ずっと「うさぎ飛びしてる姿勢」で移動してました。

 

途中、トラップも。

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通路の先には、作戦会議室がありました。

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そして、さらに奥へと続くトンネル。

コウモリさんも。

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あかりが無いと真っ暗です。

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診察台。

実際にトンネル内で手術とか行われていたようです。

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この内部の臨場感はこちらの動画でどうぞ!

 

 

ほんとにうさぎ跳び姿勢でしんどかったです。

あと、コウモリがすごい!

 

無事に地上に戻り、さらに当時の体験ができました。

これ、当時の人たちが食べていたタピオカを試食できました。

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味は、芋でした。

 

これで、クチトンネルは終了。

帰り道、やはりいたる所に空気穴が見られました。

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最後展示がありました。

トンネルは3階層になっていて、その画が飾られていました。

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下の画像の、右端は、サイゴン川です。

サイゴン川はホーチミンへと流れる川なんです。

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そして、ゲリラで使われた武器やトラップの展示も。

これもほとんどが手作りです。

この根気強さが勝利に繋がったのが存分に理解できるものばかりでした。

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そして、約2時間の僕らだけのツアーを終え、またバスを乗り継いでホーチミンへと戻りました。

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帰り道、カオス。

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毎日がこのバイクの量です。

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クチトンネルで感じました。

生きるか死ぬかの戦いの中で、クチトンネルにいた人たちは、

「昼間戦争する。

夕方から、畑や田んぼ行って作物作る。」

って事ができてたらしいです。

そして、自分達から攻めることをせずに、攻め込んでくる米軍をすごく苦しめたのです。

これ、頭脳戦ですよね。

すべて、どう攻めてくるかはベトナム兵はわかっていたらしいです。

だから、攻めてこない夕方は作物を作ることができ、食料不足にも至らず。

さらに、

もし後をつけられ攻め込まれたとしても、このクチトンネルに仕掛けたトラップで追いやることができた。

戦争はやっぱ嫌だけど、そんな中でも「生きていくんだ」という本気が伝わってくる場所でした。

 

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