旅をする高木 – No travel, No life —

カンボジアの悲しい歴史その2ーチュンエクキリングフィールドー

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こんにちは。

トゥールスレン(S21)を訪れた翌日の2月13日。

 

今度は、キリングフィールドという場所を訪れました。

キリングフィールドとは・・・

その名の通り、「殺す場所」=「処刑場」です。

そして、ポルポト政権下で虐殺された人は、

当時の人口800万人中300万にも上ると言われています。

罪のない、知識人・伝統文化継承者・教師・宗教関係者などが反革命分子とみなされ処刑されました。

その処刑場は当時カンボジア内に300あると言われています。

 

その中でも大規模で有名なのが、

今回訪れた

チュンエクのキリングフィールドという場所です。

前回訪れた、トゥールスレン(S21)の囚人達がここに連れて来られ処刑された場所です。

 

始めは、月に一回の輸送車が来る場所でしたが、

ポルポト政権の晩年は毎日のように輸送車が来たそうです。

そして、ほとんどの人は、連れて来られたその日処刑を実行されたそうです。

しかも、日常に使われている

鍬、、斧、棒などでたたき殺されたそうです。

銃は高価でもったいなくて、使わなかったという話です。


プノンペン市内から南へ11kmほど行った場所に

チュンエクのキリングフィールドはあります。

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入場ゲート

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入場料は日本語のガイダンス付きで6ドルです。

様々な言語のガイダンスがありました。

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キリングフィールドの全景です。

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ガイダンスは一人1台貸し出しでき、

これがあるおかげで理解がさらに深まりました。

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ガイダンス番号の標識があるので、ここで何番を聞けば良いのかわかりやすかったです。

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ここ、基は中国人の墓地と果樹園だったらしいです。

 

トゥールスレン(S21)と同じように

できるだけ当時のまま残されていました。

人が埋められた場所は当時のまま残っていました。

しかし、当時の建屋や施設は、

ポルポト政権が終わった後にこの場所が発見されてすぐに取り壊しが行われたため

残っていませんでした。

しかし、こうして、看板が立てられており、ここで何が行われたのかが容易に理解できました。

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あまり、説明はしないでおこうと思います。

少しだけ。

ポルポトがやったのはどんな事だったのか。

このキリングフィールドという場所がどんなにひどい場所であったのか。

を書きたいと思います。

 

ここは、化学薬品保管庫跡地でした。

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化学薬品の使い道は、

死人の異臭を防ぐために使われました。

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処刑方法の1つに、この木の葉が生えている根元。

この根元が非常に硬いため、ここでのどを切るという方法もありました。

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450体の大量埋葬地。

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ここには、今でも、訪れる人の敬意が込められたミサンガがたくさん置かれています。

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そして、一般の埋葬地。

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ここにはたくさんの穴があり、今でも、そこら中から

骨や布切れが出てきます。

 

これが、今でも発見される衣類の布切れ。

小さな子供の服もたくさんありました。

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キリングツリー。

乳幼児は、足を持たれ、この木に頭をぶつけられ殺されたそうです。

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ポロポト政権下では、「何が行われていたのか?」という事が

当時の一般人は知ることができませんでした。

もし、知ることがあれば、処刑されます。

この場所ではクメールルージュの集会が行われているだけだと思われいたのです。

 

なので、ポロポト政権が終わった後、この木についた、骨や脳みそで、

ここで「何が行われていたのか?」がわかるきっかけだったらしいです。

 

そして、今でも見つかる骨はここのスタッフの人の手でこうして集められます。

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マジックツリー。

ここから、毎日音楽が鳴り響いていました。

それは、処刑される人の断末魔を消すためと言われています。

そして、クメールルージュの力を誇示する為だったのかもしれません。

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慰霊塔。

デザインには意味があります。

そして、毎年、ここでは慰霊祭が行われます。

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僕らも、敬意を表し、少しだけですが。

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お花を飾らせてもらいました。

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慰霊塔の中には、犠牲者の方々を見ることができます。

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そして、日本からの千羽鶴も飾ってありました。

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ここに来て実際に、生々しい展示物がたくさんありました。

でも、色んなものから目をそらす事はできませんでした。

しかし、僕らは辛くないのに、涙が出そうになりました。

色んな思いを感じました。

 

カンボジアがもっと知りたくなりました。

 

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