旅をする高木 – No travel, No life —

ボリビアからアルゼンチンへ26時間の大移動。旅始まって以来、一番しんどい国境越え【前編】

 

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オラ、TAKAです。

列車の眠る場所から帰ってきた僕達は、

夜のバス移動に向けて、買出しです。

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パンが安い。

 

そして、レストランで時間を潰すも、なかなか時間が過ぎない。

午後6時。ホテルに荷物を取りに行くと

もう、ホテル内には1歩としていれてくれず。

悲しきかな、ボリビア。

 

しかたないから、荷物もって、さっきまでいたレストランに戻って、

1時間、居させていただくことに。ありがたい。

 

午後7時30分。

 

バスターミナルに向かいます。

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チケットを買ったバス会社。

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ウユニからボリビア国境の町、ビヤソンまでは、

1人60ボリビアーノから、さらに割り引いてくれて50B(約1000円)

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ここから長い長い移動が始まります。

 

こんなに長い移動になるとは、この時、微塵も思っていません。

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ここから、時系列で、

ボリビア→アルゼンチン国境越えの一部始終です。

 

午後8時50分

午後8時出発予定のバスは、

予定を50分過ぎて、ようやく出発。

僕らは、またしても最前列のシートを予約できたんですが、

ここから運転席丸見えで、ガラスが割れて、仕切りがありません。

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そして、車内はこんな感じ。

お世辞にもキレイなバスではありませんでした。

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道は、かなりのガタガタ道です。

舗装されていない道を走ります。

 

それでも、バスに慣れてきた僕達。

バスの中で考えていました。

自分は今まで、いかに狭い世界で生きてきていたのか。

そして、その中で必死に他の人に合わせて、

はみ出さない様に一生懸命、努力してきたこと。

でも、その中にいるのだから、そのルールは守らないといけないし、

周りを気にして生きていかないといけない。

でもでも、それでも、世界はこんなに面白いんだという事実。

もっと、早く気づくべきだった。と少しだけ後悔。

 

午後11時00分

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少しの間、停車するので、

バスを降りてみると、ここは「TUPIZA」という町と言うことが判明。

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それでも、どこまで来たのかはまったくわからず。

 

バスは再出発。

ビヤソンを目指します。

が、出発後、すぐに

なぜかなわからない謎の停車。

1時間くらい、立ち往生のような形でした。

 

そして、僕は眠いので寝ます。

 

翌日 午前6時30分

バスが停車したので、

眠い目をこすり辺りを見ると、ビヤソンに到着しています。

 

無事に、ビヤソン到着です。

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ボリビア最南端の町、ビヤソン。

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今度は、ここから次の目的地アルゼンチンの「サルタ」という町まで行くバスを探さないといけません。

(ホントは国境抜けてからでも良かったんですが、

それを知らない僕達。

国境を渡る前のボリビア側でバスチケットを買わないといけないと思っていました。

でも実際、それではなく、国境を越えてアルゼンチンに入ると、

アルゼンチン側にもバスターミナルがあり、たくさんのバス会社がありました。)

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ビヤソンのバスターミナルの周りには、たくさんのバス会社があり、

「サルタ」行きのバスを求めていくつかのバス会社に行ってみるも・・・

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高い。

バス料金がかなり高いです、アルゼンチン。

1人400アルゼンチンペソ(約3200円)を越えるバス会社ばかり。

 

午前8時00分

さんざん、迷って、

その中でも何とか、話をして安くしてくれたこのバス会社に決定。

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1人23USD(約2700円)。

高いですよ、これは。

しかもアルゼンチンペソ持ってなかったから、ドルで支払いできて良かったー。

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チケットを購入した時点で朝の8時だったのですが、

バスの出発は午後15時。

タカ「もっと早いの無いの?」

バス会社「あるよ、12時のバス。だけど、きっとそれには間に合わないよ」

タカ「なんで???まだ5時間あるじゃん。12時のチケットに換えて」

バス会社「いや、15時にバスにした方がいいよ」

ということらしい。

早くサルタに移動したい僕ら。

散々粘ったんですが、15時のチケットしか売ってくれませんでした。

 

でもこれが、ファインプレイ。だったのです。

 

 

このバス会社の外観はこれ。

バスは「Balut」という名前のバスでした。

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午前8時30分

ボリビア→アルゼンチンの国境目指して歩きます。

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「5ブロック先だから」って、教えてくれたバス会社の人。

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距離にして1kmなので、

「全然歩けるだろう」と歩きます。

 

でも、ここ。

まだ標高3000m越えてます。

3260m。

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少し歩いただけでも息があがります。

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国境は近づいてくると、

お土産屋や両替屋がたくさん。

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僕等は、持っていたボリビアーノを全てここで

アルゼンチンペソに換金。

 

そして、

午前9時00分

ボリビア-アルゼンチン国境に到着。

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この旅、いくつ目の国境陸路越えだろ?って思いながら、国境を渡ります。

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いつも、思うんだけど、

陸路での国境越えはやはり、良いものです。

 

そして、これが国境です!

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橋が架かっているのですが、

橋の中央が国境。

アルゼンチン側の橋の欄干はアルゼンチンカラー

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ボリビア側の橋の欄干はボリビアカラー

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アルゼンチン

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ボリビア

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午前9時30分

行列が4つも5つもあって、

どこがイミグレの列かわからず迷う。

そして、並んでいたところが間違っていたことに30分経って気づく。

 

本当のイミグレの列はこれ

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これは、ボリビア側の国境のイミグレです。

長蛇の列!!

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これ、どれくらいかかるかわからない!

バス会社の人が「12時のバスには間に合わない」と言った理由がわかりました。

 

午前11時30分

途中、雨が降ってきたり、散々は2時間でしたが、

何とか待って、無事にボリビア側イミグレ通過。

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でも、あれなんだよねー、パスポートにハンコ押すだけだったんだよね、ここ。

 

でも、何言っても待つしかないのです。

続いて、アルゼンチン側イミグレに並びます。

これ。

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ボリビア側よりはマシでしたが・・・

 

午後12時30分

アルゼンチン側国境も無事に通過。

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21カ国目、アルゼンチン入国です!

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広大なアルゼンチン。

ここ最北端から、最南端のウシュアイアまでは5000kmを越えるようです。

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スケールの大きさに感動。

 

そして、イミグレで

僕らの1つ前に並んでた、おっちゃん。

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とても優しくて、イミグレ待ってる間も色々おしゃべりしてくれました。

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今後の旅の無事も祈ってくれました。

ありがとう、おっちゃん

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午後13時30分

アルゼンチン入国した時に気づきます。

ボリビアアルゼンチンには時差がある事に・・・

何もしないで1時間経過。

この時点で13時30分。

バスまであと1時間30分!!!間に合うのか??

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ここから、歩いてアルゼンチン側の「ラ キアカ」のバスターミナルまで歩いて移動です。

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無事にアルゼンチンに入国した僕ら。

この時点で16時間の移動ですが、

まだまだ移動は続きます。

続きは次回!

 

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