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オラ、TAKAです。
パラグアイの日本人移住区「イグアス移住区」に到着しました。
ここで少し説明が必要なので、説明。
「イグアス移住区」・・・正式な中心地の場所は、42km地点です。
「民宿小林」・・・イグアス移住区の中心地から少し離れている53km地点にあります。なので、周りには何もありません。なので夕食などに困るわけです。
「武者さん」・・・3年前の新婚旅行で行ったキルギスのイシククル湖の町で会った青年。
当時、兄が青年海外協力隊としてキルギスで働いていましたが、
現在、武者さんは青年海外協力隊としてここパラグアイで働いています。
パラグアイの日本人移住区「イグアス移住区」の民宿小林に到着した日。
元々、武者さんとは連絡を取り合っており、
イグアス移住区に到着してから、連絡しようと思ってましたが、
到着と同時に、まさかの再会。
この夜、一緒に食事をし、次の日。
金曜日なので、武者さんは仕事へと向かいます。
僕等は、武者さんにお願いして、協力隊の活動を見せてもらいに、ご一緒しました。
民宿小林を出て、国道へ。
バスに乗り、1つ目の活動場所「14km地点」へ向かいます。
バスは、走っているバスをヒッチハイクのように止めると停まり、乗せてくれます。
30分後。
14km地点。
協力隊の活動場所ということで、
僕はかなりの田舎を想像していました。
結構、何も無い場所。
そして、人も少ないだろう。って勝手に思っていましたが・・・
そうでは、ありません。
それなりに街でした。
ここは「ミンガグアス」という街。
旅行者だったら絶対来ない場所。
外人がかなり珍しいんだろうなー。
僕等を見る目はとても、不思議そうな目をした人ばかり。
そして、僕等は旅では決して見ることの出来ない場所を田舎もののように周りをキョロキョロ。
ここから、生のパラグアイが見られる気がしてなりません。
武者さんの活動は、僕なりの解釈ですが、
現地の人の生活がより良くなるよう、
技術・方法・時間の使い方
を伝えていくこと。
あくまで、「教える」ではないです。
「伝える」こと。
その方法を広く伝え、後に残していく事が1番重要なんだと思います。
活動場所に到着。
週に1度の朝市。
これは武者さんが、この場所で始めたこと。
主に現地で採れる農作物、その農作物から作れる物を
朝市でここで暮らす人たちに提供します。
売り手の人たちは、この街で暮らす人ではありません。
ここ「ミンガグアス」はまあまあの街ですが、
売り手の人は、もっとホントに田舎から来て
ここで朝市をし、物を売っています。
なんでも、そうですが、1から提案をし、
「やっとここで朝市を始める事ができる」という難しさ。
武者さんから教えてもらいました。
これ、かなり大変な事です。
武者さんは、「ここで朝市やって物売る」という良い事を提案しているんですが、
当の本人は「なんで、そんなんやるの?」
って所からのスタートだったらしいです。
ここで売ってたコロッケ(パラグアイでは「クロケッタ」と言います。)
これがかなりの絶品でした。
1つ2000グアラニー(約40円)
日本と同等レベル。
これはおいしいから、買う人多いと思うけど・・・ね
朝市を見学する僕ら。
武者さん以外の日本人が一気に増え、驚く現地の人。
だけど・・・
やっぱ、パラグアイの人は、根っこは明るく人懐っこい。
特にこの子。
ホントに可愛くて人懐っこくて。
僕らとすぐ仲良くなってくれました。
朝市、見に来たのに、後半は遊んでました。
「えっ?学校行ってないの?」って思う人多いでしょう。
パラグアイの小学校は2部制です。
教室が少ない、先生が少ないので、
1年から6年まであるんですが、
半分に分けられ、午前・午後に分けられます。
それぞれ、1日各4時間くらいの授業らしいです。
この子は午後1時からの学校。
なので、僕らと遊んでくれました。
「明日も来てね」と無邪気に言ってくれるのが、とても嬉しかった。
朝市の活動が終わった後は、次の活動場所へ移動。
その前に昼休憩。
バスに乗って、
4人で一緒に、武者さんが暮らすこの「ミンガグアス」の街で一番おいしい食堂へ。
初めてのパラグアイ料理。
パスタのような麺と、3種類のお肉。
そして、主食の豆。これがグアテマラで食べた物と似ていて、僕は好きでした。
昼食のあとは、更にバス移動です。
次の活動場所は「小学校」
そこまでバスで向かいます。
ここに小学校があるんだーっていう景色。
ホントに現地の人達と触れ合えるような予感。
どんな授業をやってるんだろう。
しかし、小学校だから授業のジャマはできないな。っていう、色んな事を考えていました。
到着。
小学校です。
教室内
僕らが訪れたちょうどこの時、
午前の部が終わる学年が「帰りの会」をやっていました。
まずは、この教室を見せてもらうことに。
子供たちはとても恥ずかしがりや。でも好奇心旺盛だから、僕らが気になる。
だけど、シャイだから、見てみる振り。
このしぐさがかわいい。
それでも、いきなり来た僕らに握手をしてくれました。
たぶん、初めて見る外人。
とても不思議な感じだろうなー。
自分より大きな大人だけど、顔が違う。
この子達にとっての外人はきっと僕達になるんだろう。って思いながら。
小さな手と握手をさせてもらいました。
そして、武者さんのここでの活動。
「低学年に数学を教える」という活動。
パラグアイの小学校には基本、ルールはありません。
始まりと終わりに時間が決まってるだけ。
チャイムなんてありません。
時間割なんてありません。
休憩時間は、休憩したいとき。
先生の気分次第と言ったらおかしいかもしれませんが、
教科が切り替わるタイミングは自由です。
という中で、数学の授業が生活に密着していない。という問題がパラグアイにはあります。
ようは、「何の為に数学を勉強するのか?」という部分があるため、
数学=商売するときの計算という密着した考えがありません。
なので、数学が弱い。
この弱い数学を少しでも小さい頃から、身近に感じてもらえたら。と言う部分。
(間違っていたらすいません)
1年生の授業。
ホントに、
1、2、3の数字
からの勉強。
1+1=?
からの授業。
とても根気がいることを、
武者さんは笑顔でやっています。
お父さんとお母さんと自分で、合計何人?
オレンジとイチゴを2つ買いました。全部でいくつ買った?
身近な例を例えて、授業はわかりやすく進みます。
そんな武者さんの授業を、
子供達は真剣に聞いていました。
かわいいな子供達。
僕等はジャマをしないように、隣にじーーと見てましたが、
1+2=2になるもどかしさ。
大変です、ほんと。
それでも、パラグアイの語学力はすごく、
あたりまえですが、小学校低学年の時点でバイリンガル(グアラニー語とスペイン語)
これはホントにうらやましい。
多分、この子達にとっては自然なことですが、
小学校の時点で日本語しか知らない僕らからしたら、とてもすごい事です。
ここで武者さんとはお別れ。
たったの半日の体験でしたが、
それ以上に長く感じたのと、
パラグアイに触れることができて感謝。
ここでは書ききれないほどの体験と、
それに対する僕の思いを、
得ることができました。
やはり、ここで暮らす大変さは頭では理解できたけど、身を持っては知れないですね。
それでも、知ろうと思って、こういう体験をするのと、
何も考えずに行くだけでは大きな違いはあります。
現状を知ることで、さらにそこから積み重ねて、発見できることもあります。
ありがとう、武者さん。
でも、またあとで武者さんとは再会します。
学校の後、僕らが言ったのは
イグアス移住区の中心地42km地点。
少しだけ、買出しがしたくて寄りました。
イグアス移住区の様子は、また後日、改めて。
しかし、ここはホントに日本。でした。
そして、夕方、民宿小林に帰ってきました。
日が落ちる頃。
この何もない場所から眺める夕日はキレイでした。
たぶん、今日の体験でさらに夕日がキレイに見えたような気がします。
絵になる二人。
イグアスの2日目の太陽が落ちていきました。
そして、武者さん合流で、夕食はなんと
すき焼
小林のお母さんが自ら作ってくれます。
長い間、日本を離れていた僕らにとって、
すき焼はホントに嬉しい!!
かなりのご馳走です!
完成。
この後、もう1人の協力隊員の方も合流して
5人で楽しい夕食。
楽しいうえにご馳走。
すき焼の他に、
酢の物まで!!
そして、最後はゴマプリン!!
ホントに素晴らしい。
今日のパラグアイの体験といい、
夕食といい、とても良い1日が過ごせました。
今日を作ってくれた人達、ホントに感謝です。
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