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オラ、TAKAです。
4日間、のんびりと過ごし、ようやくプエルト・ナタレスを出発。
この日ものんびりし過ぎて、11時過ぎにチェックアウト。
そして、ヒッチハイクポイントを目指します。
初めてのヒッチハイクinプエルトナタレス。
北の延びる国道沿いでヒッチハイク開始です。
やったことないから、恥ずかしい。
「アヤコさん、先にやってみて」って言うと、
なんの抵抗も無しに、ヒッチハイクするじゃないですか。
すげー。
「恥ずかしいのは始めだけ。」と聞いていたので、
いざ、やってみることに。
カラファテの画用紙を掲げます。
ヒッチハイクしてると犬が集まってきました。
ほんとに、ここらは犬天国。
そして、結構、風が強くて寒い。
体力も結構、削り取られます。
ヒッチハイクやってると、
昔、電波少年でやっていた「南北アメリカ横断ヒッチハイク」を思い出します。
「こんな、過酷なことやってたんだ。」ってホントに思いました。
開始、1時間。
全然、車が止まってくれないので、場所を少し移動して、
ヒッチハイク再開。
ドライバーの人は、
「違う方に行くから」とか「そこまでは行かないと」とか合図は送ってもらえるんですが、
全然、止まってはくれません。
そして、寒さが身にしみます。
開始から、2時間後。
まったく、止まる気配がありません。
またしても、場所を移動。
さらに北に移動し、
国道を通る車と、プエルトナタレスの街から出てくる車が交わる交差点に移動。
そして30分後。
あきらめかけていた時、
アルゼンチンナンバーの1台が止まってくれました。
小躍りしながら、車に近づく
「どこまで行きます?」と聞くと、
アルゼンチンに入った国境の街までなら、OKとのこと。
この瞬間、まじで嬉しかった!!!
開始から2時間30分。
ようやく、ヒッチハイク成功。これで前に進めます。
乗せてくれたのは、
チリにご飯を食べに行った帰り道に僕らを拾ってくれた、
52歳のイザベルと60歳のマルティンのステキなアルゼンチン夫婦。
少しだけ覚えたスペイン語で、二人と会話。
少しでもスペイン語、覚えてよかった瞬間です。
チリ側国境
アルゼンチン側国境を一緒に越えていただき、
イミグレのわからないスペイン語の質問も、
「4人で一緒に国境渡るから」と答えてくれました。
ありがたい。
拾ってもらってから、50分後。
自分達の目的地の町を通り越して、
次のヒッチハイクがやりやすいところまで送っていただけました。
ありがとう、イザベル、マルティン。
精一杯、手を振ってお別れです。
2回目のヒッチハイク開始です。
ここは、さっきよりも風が強い。
これ、捕まらなかったらやばいレベルです。
35分後。
やりました!
ヒッチハイク成功。
プエルトナタレスに親戚に会いに行った。その帰り道に拾ってくれた、
50歳のマルセスと48歳のマリアのアルゼンチン夫婦。
寒い外から暖かい車内に入れてもらい、少しだけ会話。
結婚31年目で5人の子供がいるんですって。
この二人も優しくて、途中、コンドルがいたりすると教えてくれて。
なんだか、ほっこりする夫婦でした。
この二人には150km先のエスペサンザと言う小さな村まで乗せてもらいました。
ここから先は僕らが行きたいエルカラファテとは違う方向に行くからです。
150kmも乗せてくれてありがとう。
ここから、エルカラファテまでまだ、160kmあります。
しかも、この時点で、すでに17時40分
パタゴニア地方の日が落ちるのは午後7時30分です。
残り2時間でヒッチハイク成功しないと、
ここで泊まる場所を探さないといけません。
三度、ヒッチハイク再開。
交代でヒッチハイクしながら、
もしやの事も考え、あたりのホテルを探します。
しかし、小さな村で2件しかホテルは無く、
1件は二人で600アルゼンチンペソ(約4800円)
もう1件は、さらに古いホテルで、二人で500アルゼンチンペソ(約4000円)
高いんです、パタゴニア地方。
ここまできたら、やっぱり今日中にカラファテに到着したい。
1時間粘ってヒッチハイクするも、もうじき日が落ちます。
日が落ちるとヒッチハイクしてても見えないし、
ホントにここエスペランザに泊まるしかない。
でも、ここまで来たら、やっぱカラファテに到着してみたい。
でも、やっぱこれは、運だし、車も全然通らなくなってきた。
やばいな。
って思ってた日の入り10分前の19時20分。
やっと通った車に渾身のヒッチハイク。
すると・・・
止まってくれた!
奇跡、起きました。
止まってくれた彼らはボリビア人。
そして、まさかのカラファテに行く3人組。
このまま、カラファテまで行けます、奇跡起きました。
彼らは、カラファテで10年はたらいている
32歳のエウヘーニョと21歳のベガ、そして45歳のルナの3人。
彼らは日本に興味があるらしく、
「感じで僕らの名前書いて」とか
「日本のアニメは大好きだよ」
とか、たくさん日本の事を話しました。
そして、160kmの道をぶっ飛ばして、
2時間後、カラファテ到着です。
みなさん、ホントにありがとう。
ホントに嬉しかったです。
しかし、この後、少しだけどんでん返し。
当てにしてた、ホテルがまさかの満室。
愕然としました。
この後、重い荷物を背負いながら2つくらいホテルを周るも高い。
なので、とりあえず、バスターミナルへ。
カラファテの街は、僕らとあまり相性が良くないので、早くこの街を出たいので、
明日のバスチケットを取りに。
すると、朝7時のバスがあるじゃないですか!
1人370ペソ(約2960円)。
高いけど、即決です。
そして、このバスターミナルには警察署が併設させており、
警察官に聞くと、このバスターミナルに朝までいても大丈夫との事。
ありがたい。
とりあえず、閉店間際のスーパーで買出しして、夜11時過ぎの夕食。
キャンプしてた道具が役に立ちました。
若いヤンキーが近くにいましたが、無視して、
そして、しんどいけど朝まで、ベンチで待機。
体力ぎりぎりで、朝の7時。
やってきたバスに乗り込み、爆睡です。
あっと言う間の3時間で、
2日越しでエルチャルテン到着。
バスからパタゴニアのシンボル、「フィッツロイ」が見えました。
ずっと、見たかった山。
この山に近づくために、エルチャルテンの街にやってきたのです。
エルチャルテンの街に入ると、すぐに観光案内所に全員、通されます。
スペイン語と英語の2組に分かれて、説明を聞かされます。
エルチャルテンという街は、「フィッツロイ」にトレッキングする人が99%です。
なので、トレッキングの説明がここで行われるのです。
でも、街に入る人全員が強制なのはすごいですね。
朝10時。
プエルトナタレス出発から約23時間。
たくさんの人にお世話になって、エルチャルテンに到着できました。
人の温かさに触れ、
寒さと戦った23時間。
それでも、到着できたのはみんなのおかげだと再確認。
南米の人の温かさに触れた23時間を過ごせました。
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