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サラマ、TAKAです。
さあ、いよいよバオバブの木を見に行きますよー
ずっとずっと行きたかった場所ですよー。楽しみ。
ここ、アンタナナリボからムルンダバへ移動します。
通常、アンタナナリボからムルンダバは約15時間もかからずに到着できるとの噂。
もっと早く到着する可能性もあるので、早く到着して欲しい。って淡い願い。
簡単に打ちくだられました。
そして、現実を知りました。
その一部始終です。
今日は、アンタナナリボからムルンダバの壮絶25時間30分の軌跡です。
長くなります、きっと。
2016年6月30日 AM11:00
ホテルのチェックアウトの時間と共にホテルをチェックアウトします。
また、アンタナナリボには約2週間後に戻って来るので、
必要ない荷物(バックパック1つ分)はこのホテルに預かってもらいました。
もちろん、アンタナナリボの戻ってくる日の予約はしての事です。
ホテルを出て、まずやったのは、ビール瓶をスーパーに持って行って換金。
スーパーで買うと、ビール瓶はデポジットを取られます。
が、瓶を返せば、デポジットも返ってきます。
ビール瓶無事に返却完了。
2016年6月30日 PM13:00
ホテルのロビーでのんびりした後、ホテルを出ました。
15時にタクシー・ブルースが出発する時間なので、
それに合わせてタクシー・ブルース乗り場へ向います。
2016年6月30日 PM13:20
相変わらずギュウギュウなタクシー・ベで、タクシー・ブルース乗り場へ。
2016年6月30日 PM14:00
もう慣れたタクシー・ブルース乗り場到着。
ここで、昨日予約したチケット会社に行くと、
タクシー・ブルースはもうすでに準備しているとこのこと。
今回乗る、タクシー・ブルースはこれ。
うん!マダガスカルの中ではクオリティ良い方だ!
これで問題なく、ムルンダバに行ける期待が膨らみます。
徐々に荷物も積み始めました。
僕らのバックパックもこの上
(マダガスカルでは、このタクシー・ブルースが宅配便・郵便の代わりもするので、
かなりの荷物を限界まで積み込みます。)
そして、最終的には250ccくらいのバイクを詰め込み始めました。
「それ、無理だろ!!!?絶対重量オーバーだわ」
っていう、日本の常識は通用しないです。
マダガスカルに重量オーバーはありません。
そして、もう1つマダガスカルに無いもの。
それは、出発時刻。
2016年6月30日 PM15:00
出発時刻の15時を過ぎても、到底、このタクシー・ブルースは出発する気配はありません。
なぜか?ってわかりません。
多分たくさんの理由があると思います。
しかし、助かったのは、昨日予約した「座席」
ドライバーの真後ろの席。
良かった、ここは確保できました。
なかなか出発しないので、タクシー・ブルース乗り場の共同トイレへ行ってみる。
利用料100アリアリ(約3円)
これです。
まだまだ荷物を積み込みます。
これ、縦にだいぶん長くなって安定性0だよね。ってツッコミたくなります。
2016年6月30日 PM16:30
予定時刻を1時間30分過ぎ、ようやく出発。
しかしマダガスカルには「ムラムラ(のんびり、ゆっくり)」って言葉があります。
マダガスカルには、マジで、日本の常識は非常識なので、
それがだんだん理解出来てきました。
乗客は定員MAXの12人
タクシー・ブルースは順調に進みます。
その音が響きわたれば
ブルースは加速していくーー♪
2016年6月30日 PM21:30
出発して5時間。
ようやくの休憩。
ここまでで結構疲れる。
しかしまだまだ序盤です。
食事休憩です。
街の食堂で、これをいただく。
1人3000アリアリ(約100円)
これ、結構、うまいです。
お腹へっていたので、1人1人前食べれました。
ちなみにここにはトイレはなく、青空トイレでした。
2016年6月30日 PM22:10
再出発。
もう真っ暗。
2016年7月1日 AM1:00
道はまだ、あまり悪くありません。
日付も変わり、
何回も「うとうと」していました。寝てました。
と、車が停車しました。
全然、何もない場所。
特に用も無いのに停まったの?って疑問に思ってたら、
なにやら、ドライバー(ドライバーは2人います。)が車のボンネットを開けてチェック始める。
エンジンを掛け直す。
エンジンが掛からない。
ボンネットをチェックする。
エンジンが掛からない。
これを数回繰り返していました。
2016年7月1日 AM1:30
良かったー!!
何回はエンジンを掛け直したら、エンジンが掛かった。
再出発です。
2016年7月1日 AM2:00
すいません、この当たりの画像はありません。
走り始めて、30分。
こんどは端の手前で停車。
なんだろう?って思って見ると、
橋の一部が壊れている。
どうやら、すぐ直前にすれ違った重量のでかいトラックがこの橋を通った際に、
穴が空いた模様。
そんなクオリティの橋なんです。
が!!!
しかし、「誰が悪いの。」なんて考えてもしょうがないし。
そんな言動、発言は一切しないマダガスカルの人たち。
きっと、これが日常茶飯事なんだろう。
乗客も誰一人、文句を言わない。
ただ、橋のその穴を治す為に皆が協力する。
・・・なんか、日本人って、だめだね。
こういう時、絶対、日本人なら誰かを攻めたがる。
そして、責任を追求する。
そんなことをしても前に進まないのに。
マダガスカルの人達は、
文句1つも言わない。
言わないっていうか、たぶん、そんな事を考えないんだと思う。
それよりも、自分の為でもある「皆の為」に、前に進むために
壊れた穴を治すのに全力を尽くしていました。
僕らは、この光景を見れただけでも、マダガスカルに来た意味はあったと。
この時、思いました。
2016年7月1日 AM2:30
30分後。
まだ橋は治りません。
しびれを切らした、じょうきゃくの中にいた欧米人が、
暗闇の中、橋を見に行きました。
それを見届ける僕ら。
数秒後。
僕らの隣のマダガスカル人が
「はっ!!!」
と驚きの声をあげ、両手でクチを抑え、目を見開いて、
前を、橋の方を見ています。
「彼が落ちた!」と、そのマダガスカル人。
状況を見ていなかった僕らは、??と思ったんです。
が。
「彼が橋から消えた。落ちたわ!」と繰り返すマダガスカル人。
車内がざわつき始めました。
真っ暗の中、橋の下に落ちたとしたら、川に流されてしまう可能性が大。です。
これは、やばい。
状況を理解するまで、3分以上はかかったと思います。
助けに行かないと。
皆が車から出ます。
橋に近づくと、
下から手が伸びてきました。
その手から下を見ると、欧米人。
良かった、無事だった。
その欧米人は、自力で、橋の下から、登ってこれたのです。
ホントに良かった。
しかし、頭、腕、膝は擦りむいた後が。
特に、頭からは血が出ていました。
優しいマダガスカル人は、タオルでその血を拭き、
欧米人をケアしていました。
僕らも持っている絆創膏や、水を提供し、
なんとか彼は無事でした。
このアクシデントがあったので、時間は、体感的にはすぐに過ぎ去ってました。
2016年7月1日 AM3:15
橋はなんとか、修復に成功。
タクシー・ブルースがゆっくりと橋を渡り、
無事にこの橋を通れました。
2016年7月1日 AM3:30
再び、悪夢が。
乗っていたタクシー・ブルースが再度、故障。
さきほどと同じ、エンジンがかからない。
これはやばい様子です。
何度もエンジンをかけ直すと何とかエンジンが掛かった!!
しかし、スピード、全くでない。
どこが故障しているのかもわからない。って言ってました。
さあ、どうしよう。
僕らは、ムルンダバに到着できるんだろうか?!!
次回に続きます。
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